インフラ・設備 2026年更新

データセンター向け二重床システムの製造会社一覧

データセンター設計施工会社向けの、耐荷重性能と通気管理に特化した二重床(フリーアクセスフロア)システムを製造する世界の専門メーカーリスト。重量負荷規格、冷却効率、ケーブル管理設計が明確なサプライヤーを網羅。

収録データ項目

会社名
本社所在地
耐荷重仕様範囲
パネルタイプ
認証規格
通気パネル供給
主要導入DC事例
技術サポート地域
公式サイト

データプレビュー

※ 全件データの閲覧には会員登録が必要です
会社名本社所在地耐荷重仕様範囲パネルタイプ
Kingspan Group (Tate)Ireland / USA1,000-2,500 PSFSteel, Aluminum, Wood Core
センクシア株式会社日本(東京)5,000-30,000 N/㎡鋼製、アルミ製
HaworthUSA (Michigan)1,250-2,500 PSFSteel, Aluminum, Wood Core
CBI EuropeNetherlands1,500-3,000 PSFCalcium Sulphate, Steel
ナカ工業株式会社日本(大阪)5,000-30,000 N/㎡アルミダイキャスト

残り85+のデータを
今すぐ取得できます。

※ 無料プレビューの続きから取得できます

データセンター専用二重床システム市場の現状

データセンター向け二重床(Raised Access Floor)市場は2026年に21.8億米ドル規模に達し、年平均成長率9.04%で2032年には37.1億米ドルに到達する見込みです。世界トップ2社(Kingspan、常州華通新利地板)が全体の約20%のシェアを占める一方、地域特化型メーカーを含めると85社超が競合する分散型市場を形成しています。

荷重規格と設計基準

データセンター用二重床の性能は、分散荷重(Distributed Load)集中荷重(Concentrated Load)の2つの指標で評価されます。BICSI-002およびANSI/TIA-942-A規格に準拠した床システムでは、以下の仕様が一般的です:

  • 標準仕様: 分散荷重 1,250-1,500 PSF、集中荷重 1,000-2,500 lbs
  • 高荷重仕様: 分散荷重 1,500-2,500+ PSF、集中荷重 2,500-3,000 lbs
  • ローリング荷重: 最低750 lbs(移動式ラック対応)

ASCE 7-22では最低100 PSFを要求していますが、実際のデータセンター設計では150-250 PSFが標準となっており、高密度サーバー配置に対応しています。

パネル構造と通気性能

主要メーカーは3つの材料系統でパネルを供給しています:

パネルタイプ構造主な用途
鋼製セメント充填溶接鋼構造+セメントコア高荷重DC、足元安定性重視
アルミダイキャストアルミ合金フレーム+軽量コア通気効率優先、改修容易性
硫酸カルシウム圧縮成形パネル+鋼枠防火性能、低炭素要件

近年は冷却効率向上のため、通気率調整可能なパネル(Airflow Panels)を導入するプロジェクトが増加しており、KingspanのRMG600+など低炭素製品(-3.04kg CO2e、従来比57%削減)も市場投入されています。

調達における留意点

2025年の関税調整を受け、データセンター施工会社の調達部門は以下の対策を講じています:

  1. サプライヤー多様化: 単一メーカー依存を避け、地域別代替供給網を確保
  2. 在庫バッファ見直し: リードタイム延長に備えた事前発注
  3. 材料代替評価: 輸入パネルから国内製造品への切替可能性検証

日本国内では、センクシア(約60年の実績)、ナカ工業(5,000-30,000 N仕様)、ハマユウ(VERO社協業)が主要サプライヤーとして、耐震性能と帯電防止機能を標準装備した製品を供給しています。

技術サポートとグローバル展開

アジア太平洋地域が世界最大の消費市場となっており、製造拠点の現地化が進行中です。主要メーカーは施工支援、荷重計算ツール、BIMデータ提供など技術サポート体制を強化しており、特に超大規模DC(Hyperscale)プロジェクトでは設計段階からのエンジニアリング協業が標準化しています。

よくある質問

Q.二重床の耐荷重仕様はどのように選定すべきですか?

サーバーラック配置密度と将来拡張計画から逆算します。標準的な設計では150 PSF、高密度配置では250 PSF以上を推奨します。集中荷重は機器のキャスター仕様(通常600 lbs×2個)を考慮してください。ASCE 7-22の最低基準(100 PSF)は実運用には不足するケースが多いため、BICSI-002に準拠した設計が安全です。

Q.通気パネルの選定基準は何ですか?

冷却方式(Hot Aisle/Cold Aisle封じ込め)と床下風量要件から決定します。全パネルの15-25%を通気仕様にするのが一般的です。メーカーによって通気率(25%, 40%, 56%等)が異なるため、CFD解析結果に基づき選定してください。調整可能タイプは運用後の最適化に有効です。

Q.海外メーカーと国内メーカーの使い分けは?

グローバル大手(Kingspan、Haworth等)は超大規模DC向けエンジニアリングサポートと長期供給保証が強み、国内メーカー(センクシア、ナカ工業等)は耐震仕様対応と短納期が利点です。2025年以降の関税影響を考慮し、プロジェクト規模と納期に応じて選定する傾向にあります。

Q.既存データセンターの床荷重アップグレードは可能ですか?

パネルとペデスタルの交換で対応可能ですが、構造床(コンクリートスラブ)の耐力が前提条件です。構造エンジニアによる既存床評価が必須で、補強工事が必要なケースもあります。メーカーは既存システムとの互換性情報を提供しているため、事前確認が重要です。