エネルギー効率化 2026年更新

データセンター排熱回収システムの導入企業一覧

地域熱供給網に接続し、排熱を地域暖房や温水供給に活用しているデータセンター運営企業のリスト。PUE改善とカーボンニュートラル実現のための実稼働事例を網羅。

収録データ項目

企業・施設名
データセンター名称
所在地
排熱供給量 (MWh/年)
供給先 (住戸数相当)
熱回収方式
地域熱供給事業者
稼働開始年
PUE値
CO2削減量 (t/年)

データプレビュー

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企業・施設名データセンター名称所在地排熱供給量 (MWh/年)
MicrosoftEspoo Data Center Regionフィンランド・エスポー250,000 (40%供給)
GoogleHamina Data Centerフィンランド・ハミナ40,000 (80%カバレッジ)
MetaOdense Data Campusデンマーク・オーデンセ215,000
AWSDublin Tallaght Data Centerアイルランド・ダブリン3,000 (43,000㎡相当)
EquinixPA10 Paris Data Centerフランス・パリ

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データセンター排熱回収システムとは

データセンターは稼働時に大量の熱を発生させます。従来は冷却設備で単に放熱するだけでしたが、近年では地域熱供給網 (District Heating Network) に接続し、周辺地域の暖房・給湯に活用する事例が急増しています。

2026年時点で、世界のデータセンター電力消費は620〜1,050 TWhに達すると予測されており、そのほぼ全てが最終的に排熱として放出されます。この排熱を回収することで、PUE (Power Usage Effectiveness) の改善、運営コスト削減、カーボンニュートラル実現を同時に達成できます。

導入が進む地域

特に北欧諸国 (フィンランド、スウェーデン、デンマーク) では、既存の地域熱供給インフラが整備されており、データセンター排熱の統合が標準化されています。EUの一部地域では熱回収が建設許可の必須条件となっており、ドイツでは2026年7月以降、新設データセンターは排熱の10%以上を利用することが義務化されます。

技術方式

方式概要温度範囲
ヒートポンプ方式低温排熱を昇温して地域熱供給網に投入40〜60℃ → 80〜90℃
直接熱交換方式冷却水を地域熱供給網と直接接続30〜50℃
吸収式チラー方式排熱を冷却エネルギーとして再利用60℃以上

ビジネスモデル

多くの事例では、データセンター運営企業が排熱を無償提供し、地域熱供給事業者が熱ポンプ設備の建設・運用を担当します。これにより、データセンター側は冷却コストを削減し、地域側は化石燃料依存を減らせます。

「Googleのハミナデータセンターでは、回収した排熱が地域の年間熱需要の80%を賄っています。これは約2,000世帯分に相当し、年間2,000トンのCO2削減につながります。」

日本における動向

日本では、NTTファシリティーズが「地方共生型高効率データセンターモデル」として、IT容量36MW規模のデータセンターから排熱を周辺住宅・オフィス・ビニールハウスに供給する構想を発表しています。想定供給規模は戸建住宅2,300戸、オフィス70,000㎡、ビニールハウス27,000㎡相当です。

よくある質問

Q.日本国内の事例は含まれますか?

はい、NTTファシリティーズの地方共生型モデルやハイレゾ社の志賀町データセンターなど、日本国内の実証プロジェクトや計画段階の事例も含まれます。リクエスト時にAIが最新のWeb情報をクロールして取得します。

Q.排熱供給量はどのように測定されていますか?

各施設の公式発表資料、地域熱供給事業者のレポート、業界団体の統計データから取得した実測値または計画値を記載しています。MWh/年単位または供給可能住戸数で表記されます。

Q.PUE改善効果は定量的にわかりますか?

排熱回収を導入した施設のPUE値や、導入前後の比較データが公開されている場合は含まれます。一般的に排熱回収により冷却負荷が軽減され、PUE 1.2〜1.3レベルへの改善が報告されています。

Q.熱回収設備の初期投資コストは含まれますか?

一部の事例では熱ポンプ設備の投資額や運用コストが公開されていますが、多くは非公開です。公開されている範囲で、設備仕様や事業者との契約形態 (無償提供・買取等) の情報を含みます。