品質認証・適合性評価 2026年更新

食品アレルゲン検査を行うISO17025認定試験所一覧

世界各国のISO17025認定を取得した食品アレルゲン検査機関を掲載。品質保証担当者が表示義務のあるアレルゲン検査を信頼できる認定試験所に依頼するための情報を提供します。

収録データ項目

試験所名
ISO17025認定番号
所在地
検査可能アレルゲン
検査手法
認定取得年
連絡先
ウェブサイト
FAPAS参加状況

データプレビュー

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試験所名ISO17025認定番号所在地
Eurofins Food Chemistry Testing MadisonChemical 2918.01Madison, Wisconsin, USA
日本食品分析センターJCLA認定東京都、大阪府、北海道(複数拠点)
SGS Cambridge LaboratoryUKAS認定Cambridge, United Kingdom
ファスマックJCLA認定神奈川県厚木市
ALS Global UKUKAS認定United Kingdom

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ISO17025認定を取得した食品アレルゲン検査機関

食品中のアレルゲン物質の表示は、世界各国で法的義務として定められています。日本では食品表示法により特定原材料8品目(卵・乳・小麦・えび・かに・そば・落花生・くるみ)の表示が義務付けられ、欧州では14種類のアレルゲン、米国では主要9品目のアレルゲン表示が求められています。

これらの規制に対応するため、食品メーカーの品質保証部門ではISO/IEC 17025認定を取得した試験所でのアレルゲン検査が標準的な実務となっています。ISO17025は試験所・校正機関の能力に関する国際規格であり、技術的能力と品質管理体制の両面から第三者認定を受けた機関のみが保持できる認証です。

世界の主要アレルゲン検査機関

企業名グローバル拠点数特徴
Eurofins Scientific世界各地にISO17025認定ラボ多数ELISA・PCR法によるアレルゲン検査に対応
SGS115カ国・2,500以上の試験所14種類のアレルゲンすべてに対応
Intertek1,000以上の試験所、食品専門29拠点ドイツ・英国・中国に卓越センター
ALS Limited英国・チェコ・スウェーデン等ラテラルフローアッセイによる迅速検査も提供

日本国内のISO17025認定アレルゲン検査機関

日本国内では、公益財団法人日本適合性認定協会(JAB)国際試験所認定協力機構(ILAC)のMRA(相互承認)に基づき、JCLA(日本臨床検査標準協議会)やその他の認定機関がISO17025認定を付与しています。

  • 日本食品分析センター:日本国内で最大規模の認定範囲を持つ試験所。食物アレルゲン検査、グルテンフリー、残存タンパク質検査に対応。
  • ファスマック(FASMAC):消費者庁通知法に基づき、卵・牛乳・小麦についてELISA法でISO17025認定取得。
  • 食環境衛生研究所:アクリルアミドや残留農薬の認定取得実績があり、アレルゲン検査にも対応。

技能試験スキームと精度管理

ISO17025認定試験所は、定期的に技能試験(Proficiency Testing: PT)に参加することが義務付けられています。食品アレルゲン検査の分野では、FAPAS(Food Analysis Performance Assessment Scheme)が世界最大規模の技能試験プロバイダーとして知られています。FAPASは100カ国以上・4,500以上の試験所が参加しており、卵・牛乳・カゼイン・ホエイ・大豆・グルテンなどのアレルゲン検査の技能試験を提供しています。

FAPASはISO/IEC 17043:2023に基づきUKASから認定を受けており(認定番号0009)、試験所が正確な分析能力を維持しているかを客観的に評価します。

検査手法:ELISA法とPCR法

ISO17025認定を受けたアレルゲン検査では、主に以下の2つの手法が用いられます。

ELISA(Enzyme-Linked Immunosorbent Assay)
アレルゲンタンパク質を抗体で検出する免疫学的手法。定量性に優れ、加熱処理された食品にも対応可能。
PCR(Polymerase Chain Reaction)
アレルゲン由来のDNAを増幅して検出する遺伝子工学的手法。微量のアレルゲンや高度に加工された食品の検査に有効。

多くのISO17025認定試験所では、これら両手法を組み合わせることで、より信頼性の高い検査結果を提供しています。

認定試験所を選ぶ際のポイント

重要な注意点として、試験所がISO17025認定を持っていても、認定範囲は検査項目ごとに異なります。例えば「卵と大豆のアレルゲン検査」には認定があっても、「甲殻類やグルテン」については認定範囲外である場合があります。各国の規制当局が認定試験所での検査を求める場合、必ず該当するアレルゲン項目について認定を受けているかを確認する必要があります。

よくある質問

Q.ISO17025認定の有効期限はありますか?

ISO17025認定は通常、定期的な監査(通常1-2年ごと)と再認定審査(通常4-5年ごと)を経て維持されます。リクエスト時に最新の認定状況を確認し、有効な認定を保持している試験所の情報を提供します。

Q.認定範囲はどのように確認できますか?

各試験所のISO17025認定証明書には「認定範囲(Scope of Accreditation)」が明記されており、どのアレルゲン項目・検査手法について認定を受けているかが詳細に記載されています。データセットには各試験所の検査可能アレルゲンと認定番号を含めています。

Q.日本国内と海外の認定機関の違いは?

日本ではJAB(日本適合性認定協会)やJCLAが認定機関として機能し、海外では各国にUKAS(英国)、A2LA/ANAB(米国)、DAkkS(ドイツ)などの認定機関があります。これらはILAC-MRA(国際相互承認)により相互に認められており、グローバルに通用する認定です。

Q.検査手法(ELISA vs PCR)はどう選ぶべきですか?

ELISA法はタンパク質を検出するため定量性に優れ、規制対応の表示値確認に適しています。PCR法はDNAを検出するため微量検出や高度加工品に有効ですが、タンパク質変性の影響を受けません。両手法を併用することで相互確認が可能です。ISO17025認定試験所では、試料の性質に応じて適切な手法を推奨してくれます。