金融・投資 2026年更新

地方債格付けを行う信用格付機関一覧

世界各国の地方債・自治体債の信用格付を行う格付機関のデータベース。各機関の本社所在地、格付対象地域、NRSRO登録状況、専門分野などの情報を収録しています。

収録データ項目

機関名
本社所在地
設立年
NRSRO登録
格付対象地域
格付件数規模
専門分野
公式サイト
親会社・所有形態

データプレビュー

※ 全件データの閲覧には会員登録が必要です
機関名本社所在地設立年NRSRO登録
Moody's Investors Serviceニューヨーク(米国)1909年あり
S&P Global Ratingsニューヨーク(米国)1860年あり
Fitch Ratingsニューヨーク・ロンドン1913年あり
Kroll Bond Rating Agency (KBRA)ニューヨーク(米国)2010年あり
格付投資情報センター (R&I)東京(日本)1975年なし

残り45+のデータを
今すぐ取得できます。

※ 無料プレビューの続きから取得できます

地方債格付機関の概要

地方債・自治体債の信用格付を行う格付機関は、世界で約40~50機関が存在しますが、市場の大半は「ビッグスリー」と呼ばれるMoody's、S&P、Fitchが約95%のシェアを占めています。米国ではSEC(証券取引委員会)がNRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating Organization)として10機関を認定しており、これらの機関の格付は規制上の信頼性を持ちます。

米国市場における格付機関

米国におけるNRSRO登録機関10社は、A.M. Best、DBRS(現Morningstar DBRS)、Demotech、Egan-Jones、Fitch Ratings、HR Ratings、Japan Credit Rating Agency (JCR)、Kroll Bond Rating Agency (KBRA)、Moody's、S&P Global Ratingsです。このうち、地方債格付に積極的なのは主にビッグスリーKBRAで、KBRAは2025年末時点で6,000億ドル超の地方債を格付しています。

日本における地方債格付

日本では、格付投資情報センター(R&I)日本格付研究所(JCR)が国内地方債格付の主要機関です。JCRは日本の格付機関として唯一NRSROに登録されており、米国市場でも認知されています。地方公共団体金融機構は、Moody's、S&P、R&Iから国内公共債発行機関最高位の格付を取得しており、外国人投資家向けには外資系格付機関の格付が重視される傾向があります。

グローバル展開と地域特化型機関

機関タイプ代表例特徴
グローバル大手Moody's, S&P, Fitch世界中の地方債を格付、最も高い信頼性
米国新興機関KBRA, Egan-Jones2000年代以降設立、ビッグスリーへの対抗勢力
地域特化型R&I (日本), HR Ratings (メキシコ)国内市場に特化、現地情報に強み
保険特化型A.M. Best, Demotech主に保険会社格付、地方債は副次的

格付取得の実務

地方自治体が起債する際、格付取得は投資家の信頼獲得と資金調達コストの低減に直結します。依頼格付(issuer-paid rating)では発行体が費用を負担し、格付機関と協議しながら格付を取得します。一方、非依頼格付(unsolicited rating)は格付機関が独自に行うもので、公開情報のみに基づくため精度が限定的です。外国人投資家向けには複数の格付機関(特に外資系)の格付を取得するケースが増えており、2006年以降、市場公募地方債発行団体での依頼格付取得が一般化しています。

格付の信頼性担保:2006年の米国Credit Rating Agency Reform Actにより、NRSROは5つのクラス(政府証券、地方債、社債、ABS、外国政府債)ごとに登録が必要となり、透明性が向上しました。

よくある質問

Q.ビッグスリー以外の格付機関を選ぶメリットは?

KBRAやEgan-Jonesなどの新興機関は、投資家支払いモデルや独立性を重視した評価手法により、利益相反の懸念が少ないとされます。また、ビッグスリーより詳細な地域分析やきめ細かいコミュニケーションを提供する場合があります。ただし、市場での認知度や投資家の信頼度はビッグスリーに劣る可能性があります。

Q.日本の地方自治体が外資系格付を取得する理由は?

外国人投資家は、国際的に認知されたMoody'sやS&Pの格付を重視する傾向があります。国内格付機関(R&IやJCR)に加えて外資系格付を取得することで、グローバルな投資家層にアクセスでき、起債条件の改善や流動性向上が期待できます。

Q.格付データはどのように更新されますか?

このデータセットはリクエスト時にAIがWebをクロールして最新情報を取得します。各格付機関の公式サイト、SEC公開情報、金融規制当局の登録データなど、公開されているソースから情報を構造化します。非公開の内部データや未発表の格付案件は含まれません。

Q.格付機関の選定基準で最も重視すべき点は?

①投資家層の認知度(ビッグスリーは最も高い)、②格付対象地域での実績(米国地方債ならNRSRO登録は必須)、③格付手法の透明性、④コストと対応スピード、を総合的に判断します。大型起債や外国人投資家向けにはビッグスリー、地域密着型や中小規模起債では地域特化型機関も選択肢になります。