環境・リサイクル 2026年更新

レアアース回収を行うリサイクル施設一覧

使用済み電子機器・磁石からレアアースを抽出・精製する技術を持つ世界各国のリサイクル施設リスト。処理能力、回収対象元素、認証情報を含む詳細データで、委託先評価と契約判断を支援します。

収録データ項目

施設名
所在地
処理能力(年間トン数)
対象レアアース元素
回収源(磁石/電池/基板等)
精製技術(湿式/乾式)
純度保証レベル
ISO認証
ウェブサイト
連絡先

データプレビュー

※ 全件データの閲覧には会員登録が必要です
施設名所在地処理能力対象元素
Hitachi Metals (松戸研究所)日本・千葉県松戸市機密Nd, Dy, Pr
Umicore Precious Metals Refiningベルギー・ホーボーケン機密全17元素対応
Dowa Holdings (小坂製錬)日本・秋田県小坂町機密Nd, Y, Dy
Lynas Rare Earths (Kalgoorlie)オーストラリア・カルグーリー12,000t/年(精鉱)全17元素対応
REEcycle Inc.米国・テキサス州ヒューストン実証段階15元素対応

残り300+のデータを
今すぐ取得できます。

※ 無料プレビューの続きから取得できます

レアアースリサイクル施設の戦略的重要性

世界のレアアース精製能力の約90%を中国が支配する中、使用済み製品からのレアアース回収は供給リスク分散の要となっています。2026年現在、レアアースリサイクル市場は5.88億米ドル規模に達し、2033年には10.1億米ドルへと成長する見込みです(CAGR 7.0%)。

しかし現実には、世界全体でレアアースのリサイクル率はわずか1%未満に留まっており、大量のネオジム・ジスプロシウム・イットリウムが廃棄物として失われています。一方で、リサイクルによるCO₂排出量は採掘比で最大61.2%削減できることが実証されており、環境・経済両面で技術確立が急務です。

市場を動かす3つの要因

再生可能エネルギー需要の急増
風力発電タービンの永久磁石(Nd-Fe-B)、EV駆動モーターからの回収ニーズが2026年以降加速。使用済み機器が大量に発生する時期に突入しています。
防衛・先端電子機器の戦略物資化
スマートフォン、軍事レーダー、精密誘導システムに不可欠なレアアースは国家安全保障上の重要資源と位置づけられ、リサイクル施設への投資が各国で本格化しています。
中国の輸出規制強化
2023年以降、中国は段階的にレアアース関連製品の輸出規制を強化。サプライチェーン再構築のため、中国外でのリサイクルインフラ構築が喫緊の課題となっています。

技術と課題

主要な回収技術は乾式製錬(水素還元法等)湿式製錬(溶媒抽出法等)に大別されます。日立金属やHondaは水素ベースの乾式技術でNdFeB磁石リサイクルを先行実施。Umicoreは湿式技術で電池・蛍光体からの多元素回収を実現しています。

一方、先進国では回収対象となる電子廃棄物の確保が課題であり、途上国では処理インフラ不足により非効率かつ危険な非公式リサイクルが横行しています。世界各地で新規プラント建設・既存施設の能力増強が進んでおり、2026年は拡大期の転換点となる見込みです。

主要地域別のリサイクル施設動向
地域主な企業・施設特徴
日本Hitachi, Dowa, Honda, 三菱マテリアル高度な精製技術、製造工程内リサイクル先行
欧州Umicore (ベルギー)、SolvayEU循環経済政策後押し、多元素対応能力
北米REEcycle, Cyclic Materials, Phoenix Tailings国防総省資金支援、ゼロ酸プロセス等の新技術
オセアニアLynas (豪)採掘と統合したハイブリッド型、中国外最大生産者

「2050年ネットゼロ目標の達成には、レアアース金属の安定的な材料調達とリサイクル推進が不可欠」— 業界レポートより

よくある質問

Q.データの鮮度はどのように保たれていますか?

リクエスト時にAIがWebをクロールして最新の公開情報を取得します。施設の新設・閉鎖、処理能力の変更、認証取得状況など、公開されている情報を反映します。

Q.処理能力や純度保証レベルの情報はどの程度正確ですか?

各施設の公式サイト、業界レポート、公的統計などの公開ソースから構造化しています。企業が非公開としている技術詳細や実測値は含まれません。独自取材による情報ではないため、詳細な技術仕様は各施設への直接問い合わせをお勧めします。

Q.対象地域はどこまでカバーしていますか?

全世界を対象としていますが、公開情報が入手可能な施設のみが含まれます。中国国内の施設については、英語または国際的に公開されている情報源からアクセス可能なもののみが対象です。

Q.製造工程内のスクラップリサイクル施設も含まれますか?

はい。磁石メーカーなどが製造工程で発生する不良品・端材から回収を行う内製リサイクル施設も、その情報が公開されている場合は含まれます。ただし外部からの受託可否については各施設に直接確認が必要です。